2017年3月6日

やっぱりここに立つ


僕らがやれることなんて、多くはなくて、


感謝をするために思いつくことなんて、これしかなくて、


限界を超えても現場にいたい。
きっと明日も明後日も、許されるギリギリまで店とともに在ろうと思う。

2017年3月2日

一夜明けて

一夜明けて。



ぼーっとしている。今日はプラスチックごみの日やから出してきて。とか言われたり。なるほど。こんな感じで始まるのか。世界よ、始まりって、こんな感じなのかい。

でも、「始まりだ」と思えとるやないか。お客さんたちに、そう思わされたんやろう。



人を変えるのは、人の力だ。人が嫌いだ。でも人が愛おしい。僕らは変わったな。歪だし、矛盾だらけで、苦手なはずの人間が、愛おしい。それはお客さんたちのせいだ。一人一人に惹かれてしまう。それはお客さんたちのせいだ。



「あいつは店を閉めたら燃え尽きてしまうんちゃうか。」と思われているのを知っている。自分でもこれだけ全身全霊の仕事はなかったもんだから、プツンと切れてしまうのか?と思った。でも、店をまたやらなきゃならない。これはまたお客さんたちのせいで、彼らに感謝を返したい。商売には向いてないのかもしれない。でもでもでもでも、そんなの関係ねぇ(踊り付き)。


気づけば、お金はすっからかんになったけど、お客さんたちからいただいた手紙の言葉や、贈ってもらったひとつひとつのプレゼントに、包まれている。彼らの心は色んな姿をして、これからの僕らをそばで応援してくれとるのがわかる。その温かさがそばにある。これについて感謝をしたいし、返したいのに、もう店を早く再開する以外これを示す方法がないやないですか。



お店を片付けられるか不安やったけど、たぶん片付けて形が無くなっても、こういう気持ちたちは無くならない。それはわかる。今までそれもわからなくて、全部無くなるのが怖かったけど、今はわかります。炎みたいに強いもんが、僕らに宿りましたから。これはお金とかでは買えない炎です。



さよならは言わないぜ。

また、かならず。


ひとまず、スコーンとかチーズケーキとか受注生産は続けるので、ほしいとき連絡ください。これからも色んなこと、教えてください。今後とも、未熟な僕らですが、よろしくお願いします。



さて、

元町1丁目、珈琲処ばうむは、閉店します!

片付け、大変だー

2017年3月1日

紅白いちご


友人が買ってきてくれたいちご。あほだこんな高いものを奮発して買って。あほだ。
ありがとう。あるだけ今日、出します。

アフタヌーンティーセット


頼んでくれた方がいたから、こんなんできました!


もっとこの店、続けたい。

看板娘の自家製スコーン


2日続けて仕込みに来た。予約で埋まるスコーンたちのために。


長崎から閉店を知って立ち寄ってくれた友人に、看板娘のスコーンが食べたかったと言われたが、笑顔で店主お手製チーズケーキを渡しておいた。だって急やからごめんやで。残念がっとるけど、こら、それもまぁまぁ美味しいんやぞ。でもやっぱり彼女のスコーンが食べたいのはわかる。愛情とゆうスパイスが入っとるもんな。また次に会うときは必ず。次の店では、必ず。

 
ふっくら焼きあがったスコーン。


美味しそうに焼けとる。
今日はなんとあれだけ多めにあったのに、13時には完売してた。
ありがたいことだ。
それもこれも看板娘の真心が、お客さんに届いているからだろう。
雨の日も晴れの日も嵐の日も、どんな日も、作り続けてきたからだろう。
なかなかできんことやで。えらいわ。