2016年11月15日

魔法使い


こんな風にあやしい風のある夜、閉店後の店内で珈琲ジェリーを仕込んでいると、今にも扉が開いて、どこかの魔法使いが入って来そうだ。
魔法使いは僕が淹れた一杯の珈琲を飲み干し、「美味しい珈琲のお礼に」と言って魔法をかけた。その月から、この店の家賃がただになったのであった。

ははは。ばかもの。