2016年4月30日

生チョコ、仕込みとともに


生チョコを仕込みながら外を見ていた。GWともあって、人で溢れている。


楽しい声も、悲しい声も、人と人とが集うから聞こえてくる。がやがやしているけど、人が関わり会うことは悪くないもんだ。こうゆう皆が休める出来事を、今ならもっと前向きに考えて、巻き込まれてみることもできそうだけど、そう思う頃にはたいてい時はすぎていて、ぼくにはここに立つ仕事がある。窓を開けて人々の声をBGMのように背にし、手を進める。


生きる上でいろんな時期があるとして、自分は今、仕事に尽くし、経験を積む時期なのだと思う。
羽根を伸ばしたいつかの僕が、窓の外からこっちを見ている。

2016年4月29日

5月の営業日のご案内



5月の営業日のご案内です。季節の変わり目で体が思うように動きませんね。え。僕だけですか。花も咲きますし、緑も茂ります。
5月の頭にあるゴールデンウィークは、月曜以外は営業しています。
ゴールデンウィーク明けの10日の火曜日、お休みをください。あとは通常通り営業しています。
仕込みの作業が予定通りいっているかというと、行く訳がない。予定とは、崩すためにあるものなのでしょうか。ええ、どうなんだい。
それでは、憩いの時間に会えることを心待ちにしています。お客さんたちの顔見るだけで、ほんとに元気が出るものです。いつもご愛顧いただきありがとうございます。

GWは月曜以外営業してます!

おはようございます。


世間はゴールデンなウィークのようですが、ばうむは相も変わらずマイペースにやってゆきます。
このゴールデンウィーク、月曜以外は営業していますので、ぜひお越しください。喫茶メニュー各種取り揃えて、お待ちしております。

2016年4月28日

レースのカーテン


今みたいな涼しい気候は、過ごしやすい。暑さや寒さが激しい今は、窓を開けて過ごせる期間がそう長くはない。だから積極的に開けてみる。
でも、外でメニューを見ている人と、目が合ったりして気まずかったりもする。入り口近くの座席にお客さんが少しでも座りやすいように、考えた結果、レースのカーテンをつけることにした。


こうゆうことを一つやろうとするだけでも、僕らの意見はぶつかる。エネルギーがいる。ほんとに良くしたいと思うから、どちらも妥協せずに言うことを言う。でもたぶん、これがいい。ぶつかればぶつかるほど、店の一部として愛され、馴染んでゆく気がする。

え。そないにずれとる?


看板娘「みたよ〜、店主のずれずれ日記。」

こらこら。『店主のずれずれ日記』てこらー。徒然やつれづれ。こらー。

店主の徒然日記


いい曲も悪い曲も、まっすぐな曲も癖のある曲もあって、一つのアルバムになっとるように、僕らの店もそうありたい。
いいことばかりなんて、あり得ない。そればかりをお客さんに見せていければいいってもんじゃない。それは嘘になる。汚いところも、強かなところも、弱いところも、不器用なところも、この店を作る一つになっていかなきゃ嘘になる。生きることは、それだけ善悪全体と良し悪し全体と関わっとる。店を営むことは、それと等しい。
早朝にぐちゃぐちゃにカラスに荒らされたゴミ箱や、トイレだけを利用して「別になんもいらんわ」と帰っていくお客さんも、誰かに止められて音のならないオーディオも、痛みが続く体も、明かりのつかない厨房の電気も、僕らを容易に凹ませるけれど、そこに個性いっぱいの息をふきこんで膨らませてくれるのは、いつものお客さんたちだ。「暗い顔すんな、私は今日こんなことあったで。」「GWは全部仕事入った。一緒にがんばろ。」そんなあからさまな会話はしないけど、そう言ってくれとる気がする。その幸せはなにものにも代えがたいし、儚くてすぐに見えなくなるから、目や心に焼き付けられる人間になりたいと思う。
感謝しています。いつもありがとうございます。僕らはまだまだ未熟ですが、日々を、一歩一歩を、大切にやってゆきたい。顔をあげて。

2016年4月27日

後ろから


やってしまった。フィルターを煮沸消毒しようと火にかけたまま、水が蒸発したことに気付かずフィルターを焦がしてしまった。情けないやらまだ使えたフィルターに申し訳ないやら。ごめんなさい。
気持ちを引き締めなさい、と言われた気がする。後ろから。

2016年4月26日

アボカドよ


今日のランチにはサラダにアボカドを入れた。アボカドは食べごろがわからなくてダメにすることが多い。最近なんて、冷蔵庫に食べごろを見失ったアボカドを3つくらい転がしてしまって、それを看板娘に見つかって微妙な空気が流れた。すんません。でも無駄遣いじゃないんや、もうすぐ仲良くなれるはずねん。そんな風に手がかかるアボカドに愛着が湧いてしまっている。美味しそうなアボカドを見ると、すぐ手を伸ばしてしまう。高栄養だとゆうこともあって、働いている方たちのランチに入れたい。
アボカド、そろそろ仲良くしようぜ。

貸切の様子





このたびは、おめでとうございます。末永く、お幸せに。

2016年4月24日

24(日)、休み。


いつもありがとうございます。
本日24日の日曜日は、喫茶は貸切業務のためお休みをいただきます。次の営業は、定休日の月曜をはさんで、26日の火曜日朝11時からです。よろしくお願いいたします。

なお、本日、3階レンタルスペースは運営しておりますので、開催の講座に参加される方は、出入りできます。

2016年4月23日

店主の徒然日記


本日23日、土曜日は営業。曇りのち雨が降るようだ。

静かだ。
もう人々にはこの店が見えないんじゃないかとゆうくらい、静かだ。そういえば、いつもは騒々しい外もヤムチャな声(中華街だけに)は聞こえず、落ち着いている気がする。こうなったらもうこの店に来るのは黒い傘をさした老いたカッパくらいなんじゃないだろうかと思える。いやでもどうしよう、カッパが来たら。キュウリ、あるだけ出せばいいんだろうか。呪われたりしないだろうか。まだ2年目なのに。
そんなしょうもないことばかり考えてしまう。最近ではこんなことも少なくなってたな。

昨晩はこりにこった肩と首のおかげで、家に着いた途端バタンとなった。テレビではアメージングスパイダーマンとシュガーラッシュとゆう、どちらもアメージングな映画を地上波でやってくれていたのに、全部見逃した。あわあわあわあわわわわわわ!と叫びたい気分だけど、社会人だからそんなことはしない。
その抑えていた悔しさが、今になってこみあげてきた。あわあわあわあわわわわわわ。

そうなれば、この時間、仕込むのみ。体が疲れてたって構わない。いけるとこまでいってやろうじゃないか。


ミニチーズケーキとホールのチーズケーキ、どちらも仕込む。2ついっぺんに仕込むと体が棒のようになる。でも心はしなやかに在りたいものだ。おいしくなぁれと、それだけを考えていられるのは幸せだ。


焼けたチーズケーキを見るとホッとする。



ゴールデンウィークを目前に、僕らは少しファンキーになっている。疲れと、高揚感とで。

「あ、間違えた。チョコスコーン作らなあかんのに、クランベリースコーン作ってもてた。」
看板娘よ、一日経って気づくとはどないやねん、作っとる時に気付かんのかい。そんなことを言い合っても始まらないから、目を丸くして釈迦のように微笑んでおく。
ということで週明け、チョコスコーン、品薄のはずです、ごめんなさい。

笑いのない店なんて、誰も来たくないだろうから、できるだけ笑うようにしとる。でも、誰もいない店で笑ってると、涙が出てくる。そりゃそうか。


誰かが食べ終えたお皿に、誰かがいる。


なんか言いたげやないか。なんだ。
自分の心の声が、響いていく。

今日みたいな1日も明日の前提になっていて、これはこれでよりよいものを与えられているように思う。
ギリギリの毎日だけど、それが僕らを強く優しくしてくれとると思います。

新玉ねぎ


新玉ねぎとトマトの和え物を、昨日のランチで出しました。新玉ねぎ、出会って間もないので、まだ仲良くなれてません。次はもう少しその美味しさを引き出したい。


2016年4月22日

ハニートースト


仕事上がりにハニートーストを食べに来てくれたんやけど、たぶん彼女は僕らの心をほぐしに来てくれたんやと思う。
ありがとう。


仕込み


どれだけつかれても仕込む手を止めないのは、なぜだろう。


笑えない時もあるけど、おかげで笑う時が豊かな気もする。


日々を積み重ね、目に見えない何かをここに込め、それが皆に届いて、ささやかでもホッとできる時間に繋がるように。それが僕らの生きる活動として、続いてゆきますように。

ホワイトの生チョコ


ホワイトの生チョコの仕込み。まだまだ下手くそやなと思う。


混ざる温度の調節が、ホワイトチョコは特に難しい。
温めては混ぜ、冷やしては混ぜ。


お客さんの口の中に入った瞬間に、トロッと溶け出して、ホワイトチョコ特有のコクが広がるような、そんな生チョコになってほしい。

2016年4月21日

信じる者よ


どうやら看板娘に嘘をつかれていました。りんごも皮に栄養が詰まってることを話していたら、
「食パンはヘタの方に栄養があるんやで。」
って。
その言葉を信じた僕は、パンのヘタばかりを積極的に食べるようになっていたのですが。なんなんですか。

2016年4月20日

ランチ

  
ランチは今日、完売しました。と言いますが、出ない日はとことん出ないんですよ。まだまだ美味しくせなあかん。




こんな小さなお店を覚えてくれて、足を運んで来てもらえていることが、嬉しいです。感謝しています。また来てやってください。

新玉


岡田さんから新玉ねぎをいただいた。だいぶ大きい。


早速調理して食べさせてもらったけど、甘くて歯ざわりもシャキっとしていて美味しかった。


こんな野菜を育てられるなんて、すごいなと思う。こうゆう先輩たちの生き方を見てると、僕にはまだまだやってみたいことがたくさんあるなと思える。

数分待つファンタジー


朝、緑茶を入れようと、茶葉を入れ忘れた急須に、お湯を入れて数分待ってしまった。出てくるものは、やっぱり白湯で驚いた。なんで朝の忙しい時間に、お湯を二段階で器に移しとるんだ。
いや、ファンタジーが足りないんじゃないか世の中は。ミックスジュースにでもなってくれれば背中から羽根が生えたかもしれないのに。
でも、白湯は意外に美味しかったのでした。

2016年4月19日

かんがえごと


今日は昼すぎから手が回らなくて、そろそろ誰かを雇うほうがええんだろうかと考えてしまった。そんな器もないだろうから、もう少し考えます。

2016年4月18日

未来のモーニング


朝、11時に開くのを待って、メニューにはないモーニングさながらセットを食べてくれるおじいさんがいる。
「あんなぁ、目玉焼き二つとなぁ、バターのトースト、コーヒーでな。」

僕らの未来のモーニング営業を、推し進めてくれようとしとる。おかげで、目玉焼き作るの、だいぶ上手くなれとる気がする。

金魚、分厚さ


さわださんが買い付けてきてくれた砥部焼。
金魚、たまらんなぁ。


この分厚い安定感が、たまらん。
嵩張る上に重たいのに、すんません。いつもありがとうございます。どんどん使わせてもらいます。

いいじゃないか


色んな時がある。
すべてを失い、一見枯れたように見えたのとしても


物語は、知れないところで続いている。


ずっと陽の当たらないところにいるから、誰より陽に貪欲になれる。


真逆のことが生まれることが、呼吸のように自然なことなのかもしらん。それが豊かな花や土となるなら。
だから、


色んなことがあって、それにどっぷり右往左往したって、いいじゃないか。